カキフライが無いなら来なかった
(せきしろ × 又吉 直樹)
自由律俳句というジャンルの本らしい。
「なんでこんなこと気にしちゃうんだろう?」とか
「なんでこんなこと考えちゃうんだろう?」と思うような
日常の隅っこにさりげなくあるシーンが
シンプルに、そして的確に切り取られている。
俳句とともに収録されているエッセイも印象的だ。
ゆるやかにしみじみと面白いエピソードばかりで
なぜか懐かしい気持ちにさせられる。
多分、この本の一番の魅力は
「あ、これ自分も考えたことある」という一句に
巡りあえたときの喜びだろう。
そんな静かに共感したくなる一冊。
教訓:私もたまに正体不明のお通しに遭遇する。
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