2017年3月2日木曜日

英国幻視の少年たち(読書感想)

英国幻視の少年たち」(深沢仁)



(※画像が表示されない事があります)

不思議な力を持つ少年、海は日本を離れて

イギリスのウィッツバリーにある叔母の家で暮らしはじめる。

そこで出会った赤毛の少年ランスと共に

「ファンタズニック」と呼ばれる幻想事件に巻き込まれる。



ページをめくったその時から、不思議な幻想の世界へ誘われる。

「妖精」なんて日本にはいるはずないと思うのに、

イギリスが舞台ならすんなりと受け入れてしまう。

それほどしっかりとした世界観がある物語。

一方、人物や日常生活の描写はおおげさでなくリアルがある。

リアルと幻想のバランスが丁度よい。

文章も読みやすくあっという間に読み終えてしまった。



表紙に漫画のイラストがついているので、

「若者向けの小説か?」と思ったが、そんな先入観は不要だった。

静かな主人公と更に静かなバディの物語はシリーズ化されているらしい

ぜひ続きを読もうと思う。

教訓:「英国幻視」と書いて「ファンタズニック」と読みます。


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