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ときどき旅に出るカフェ (近藤 史恵)
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少し風変わりなシェフが、身の回りの謎を解決する
「ビストロシリーズ」(以前紹介した感想はこちら)で
おなじみの著者の作品。今度は素敵なカフェが舞台。
主人公は30代の独身女性。どこにでもいる等身大の人物で
年齢相応のあせりや、心の余裕も普通に持っている。
(そこは女性作家ならではの視点で心の機微がきちんと描かれていると感心!)
主人公は偶然、近所に知り合いの開いたカフェを見つける。
旅好きなパティシエが作る様々な国のスイーツと居心地の良い空間。
私も外で食事するよりもカフェでお茶する機会が多いくらいなので
近くにそんな素敵なお店があったらいいだろうな・・・と羨ましくなる。
少し不思議な空気を持つパティシエは、美味しいスイーツを作るだけでなく
日常の小さなミステリーもいつの間にか解いてしまう。
ミステリーとして楽しめるだけでなく、女性達の不安や悩み
そしてリアルな強さも描かれているから読みごたえがある。
時にちくちくする心に、珍しいスイーツ達は甘いだけでなく
いろいろな事を教えてくれる。
まだ続きがありそうな終わり方なので、続編も楽しみである。
教訓:(謎+美味しそうなスイーツ)×読みやすい文章=素敵な一冊
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