2010年1月17日日曜日
よっつめ「ファンタジア」
ファンタジア
2009年12月
会場:新宿シアターモリエール
脚本・演出:飯塚健
プロデュース:平沼紀久
出演:永山たかし/徳永えり/小野健太郎/平沼紀久 他
観劇のきっかけ:
マハラジャモードに出ていた永山たかしさんが主演だったから。
あと、なんか面白そうな気がしたから。
★以下ネタバレの恐れありです。
ストーリー:
カメラマンの瀬戸とその先輩の織田は、
作家のサラダが偶然手にした真珠をきっかけに事件に巻き込まれていく。
中年のヤクザ、心に傷を持つ悪徳美容師、何かから逃げる女、
瀬戸に恨みを持つ男など、様々な人物の想いが徐々に交差して行く。
感想:
物語に出てくるのは、みんな普通のありふれた人々です。
(でもちょっと変わっている人が多い)
そんな普通の人達が偶然出会って、そこから繋がっていく物語。
誰かと出会うことなんて特別なことじゃないけど、
本当は奇跡に近いほど大切なことなんだと教えてくれます。
最後には悲しい出来事が待っています。
悲しい終り方の話は苦手でしたが、
何故か見終わった後も、暗い気持ちにはなりませんでした。
映画にもしたらいいんじゃないかな?って思うほど、物語の運びが面白かったし
登場人物たちも、みないとしくなるような人達ばかりでした(ただし一人は除く?)
名台詞もたくさんありました!
特に印象深いシーン:
最後に登場人物の女性3人がバンドで演奏する映像が流れるのですが
悲劇の後なので、みんなボロ泣きしながら歌っているんです。
だけどなんだかかっこよくて、そこに人間の持つ強さを感じました。
特に印象に残った出演者:
全員!!女性はみんな凛としてカッコよかったです。
特に織田の妻役の宝積有香さんは、すごく美人で怖くて(笑)カッコよかったです。
あとは小野健太郎さん演じる小暮先輩!この人は全部面白かったです。
ありえない役柄なんですが、実際にいそうな感じもしました。とにかく素敵でした
以前の日記にも書きましたが、本当に見ごたえのある作品でした。