2018年5月2日水曜日

殺人は容易だ(読書感想)

最近2度目か3度目のアガサクリスティブームです。
そんなわけで既に読んだことのある小説を読み返しては楽しんでいます。
改めて素晴らしい作品がいくつもあるので紹介しますね。



殺人は容易だ 」(アガサクリスティ)

主人公はポワロでもマープルでもありません。実は有名な名探偵が主人公ではない作品も数多く手掛けているクリスティ。

≪あらすじ≫
海外で警察官をしていた主人公マークは、列車の中で老婦人と出会います。
彼女は自分の周りで連続殺人が起きていると話すのです。
もちろん本気にしなかったマーク。しかしその後、老婦人が轢き殺されたことを知ります。更に老婦人が「次に狙われている」と名指しした人物も殺されてしまいます。
マークは真相を確かめに老婦人の住んでいた村に向かいますが・・・。


なんとも挑発的な始まり方で主人公が連続殺人に巻き込まれていきます。
冒頭で殺されてしまうものの、物語の鍵を握る老婦人ピンカートンはクリスティの生み出した名探偵マープルを彷彿とさせます。
そしてクリスティお得意の恋模様も楽しめます。

クリスティ作品はミステリーとしてももちろん超一流の面白さがありますが、人物描写や人間関係の描き方も巧みです。
この作品では連続殺人犯の狂気も堪能できます。

ハリウッドでは映画化、日本でもドラマ化が続いて最近話題のクリスティ。時代を超えた面白さがあるので今読んでも面白いですし、何度読んでも面白いです。


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