『罪と罰』を読まない
(岸本 佐知子、三浦 しをん、吉田 篤弘、吉田 浩美 共著)
ドストエフスキーの名作
「罪と罰」を読んでいない著名人が集まり
どんな内容か推測だけで話し合うという途方もない企画の本。
まず吉田篤弘さんが好きだし、
三浦しをんさんも参加しているなら
絶対に面白いに違いないと読んでみたらやはり面白かった。
とにかく「未読座談会」が面白い。
『読んでいない本について真剣に推理する』という
ともすれば友達同士の悪ふざけになってしまいそうな企画も
鋭い洞察力と文才のある方々なので
ユーモアはふんだんにありつつも
上質なエンターテイメントに昇華されている。
とくに三浦しをんさんの推理力・・・というか妄想力(?)はすごい!
さすが数々の名作を世に出している名作家さんだなと感心するばかりだ。
タイトルは「罪と罰を読まない」だが
後半はちゃんと「罪と罰」を読んでからの座談会もある。
読む予定はない人はもちろん(?)
純粋に『「罪と罰」という大作に興味はあるけど、
とっつきにくそう』と思っている人向けの良い手引書にもなるだろう。
教訓:大人の極上な悪ふざけ
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