「障害役者~走れなくても、セリフを忘れても~」
(柳 浩太郎)
柳浩太郎さんは、何度か舞台で拝見していました。
目がすごく大きくてかわいらしい外見なのに
話すとすごく男らしくて、ユニークで
独特なオーラを持っている方です。
この本は柳さんが事故にあって障がいを負ってからと
その後の様子を描いてあります。
ありのままを書いてあります。
美化するわけでもなく、難しい言葉を使うわけでもなく。
そこまで言っちゃっていいのかな~と
読んでいてちょっとびっくりしちゃうことも素直に書いてあります。
おそらく柳さんは嘘をついたり、 自分を必要以上に飾ったりしないのでしょう。
もちろん彼らしいユーモアも入っています。
ものすごい精神力で、長いリハビリと戦ってきた柳さん。
「出来ないこともある」という今の自分を認めて
自分に出来ることを精一杯頑張っています。
これは全ての人にあてはまることだと思います。
今の自分を認めること・・私にはできているでしょうか?
精一杯頑張れているでしょうか?
私も柳さんのようにありたいと思いました。
「障害役者」は「生涯役者」と言う意味もこめてあるそうです。
そんな潔い柳さんは、 周囲の理解に支えられ
自分の夢のために、まだまだ戦っている最中です。
彼の今後の活躍、進化がとても気になります。
この本は色んな方に読んで欲しいと思いました。
元気が無い人でも、落ち込んでいる人でも、夢がある人でも
老若男女色んな方に。
柳さんの頑張りと独特のユーモア、飾らない文章に
きっと元気をもらえます。