2014年5月5日月曜日

いねむり先生


いねむり先生 (集英社文庫)

(伊集院 静)



2013年9月のドラマ「いねむり先生」に

主演していた藤原竜也さんと西田敏行さんが

とても素敵だったので、原作も気になって手に取った。



妻の死によってすさんだ生活を送っていた「ボク」は

ある日「いねむり病」を持つ小説家の「先生」と出会う。

不思議な魅力を持つ「先生」と接するうちに

「ボク」は少しずつ再生されていく・・・。



先生がとにかく魅力的だ。

純粋で朗らかで、誰からも好かれる。

病気で突然どこでも眠ってしまう姿は、子供のようでもある。

あまりにチャーミングで惹きつけられてしまった。


2人は「旅打ち」に出かける。

旅打ちとは旅をしながら地方のギャンブル場を巡ることだ。

正直、ギャンブルにはマイナスな印象しか持っていなかった

だけど、小説の中で2人がお酒を飲み、

美味しいごはんを食べて、ギャンブルをする姿は

とても楽しそうで健やかにさえ見える。

作者の文章の力か、2人の人柄のせいか。不思議だ。



2人の純粋な心のふれあいは優しい夢を見ているような

あたたかい気持ちにさせてくれる。

物語の終わり方が印象的で心に残った。



教訓:原作を読んで改めてドラマの配役は素晴らしかった!と

感動した。またドラマを見直したくなった。


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