2017年12月16日土曜日

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(読書感想)

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (若林正恭)


お笑いコンビ「オードリー」で活躍する著者のキューバ旅行記


表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬


若林さんの文章は好きだった。
以前から著作も拝読したことがあった。
(以前書いた社会人大学人見知り学部卒業見込の感想
今回も楽しい旅行記であった。

芸能界で成功されているものの、どこか世間と馴染めていない感覚。著者のそういう「どこか一歩引いて自分を見てしまう部分」がなぜか愛おしい。自分にも覚えがあるからだ。
この旅行記もキューバという珍しい社会主義の国を通して、現代の日本で消費されて生きていくことへの不安と覚悟をクールに、かつ面白く書いている。

ただ、それだけじゃない。この本の終盤にはちょっとびっくりする展開がある。私はそれを読んでいて打ちのめされてしまった。この著者のどこまでも純粋な魅力に打ち負かされてしまった。

楽しく笑って、キューバの事を知れて、そして最後は心に響く。
素敵な本だった。

教訓:逃げ出したいのはみな同じ。

ブログ村ランキングに参加しています(^◇^)
★よろしければクリックお願いします★

0 件のコメント:

コメントを投稿