2019年4月10日水曜日

カササギ殺人事件

カササギ殺人事件の下巻をやっと読み終わりました!面白かったです。
そして「本屋大賞翻訳小説部門1位」おめでとうございます。

翻訳ミステリーがこんなに話題になることって近年なかった(気がする)ので、海外ミステリーファンとして嬉しい限りです!!流石文庫本なのに一冊千円するだけあります。





以前も書きましたが、上巻は陰気でジメジメとした雰囲気で始まりあまりページが進まなかったのです。しかし探偵アティカス・ピュントが現れてからは俄然面白くなり一気に読了。とにかく続きが気になる終わり方に焦らされました。





そして下巻、噂通りのスピーディーな展開にページが指から離れませんでした₍?₎
その本に夢中になって他の事がまったく手に付かない。まるで恋のような読書体験・・・本好きの方なら時々ありますよね?ありませんか?
さて全体的には面白かったのですが、個人的にこの小説に言いたいことが二つあります。
(ネタバレを回避するため詳しい表現は避けます)

①加害者が被害者を殺した動機がいまいちピンと来ない。
これは文化の違いとか、個人の感じ方の違いだと思うのですが、私にはピンときませんでした。少しずつ蓄積した憎悪が爆発したという事なのでしょうか。。。
②最終的なまとめ方が安直に感じた。
「え、結局そうなるの?」というまとまり方(最後の文章のことではなく、最終的な落ち着き方)がなんだか肩透かしをくらった感じでした。

なんだか生意気ですいません。。。感じ方は人それぞれです。それでも劇中劇のまとめ方はとても面白かったし、全体的にも読み応えのある作品でした。
流石文庫本なのに一冊千円するだけあります(二回目)

なんだかんだ言いましたが、おすすめの作品です。ぜひ読んでみて下さい。
その内アティカス・ピュントのシリーズが本当に出版されそうですね。
今日も読んで下さってありがとうございました。


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